借金まみれの借金生活から脱出しよう|自己破産の神様

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お金の浪費

借金まみれから抜け出すための手段として様々な方法がありますが、生活体質が変わっていなければ全く意味がありません。

借金を繰り返さないためにも、今の生活から抜け出す方法を身に付けましょう。


 
 

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借金まみれとなる人の傾向

 

借金まみれ


「多額の借金」、または「多くの貸金業者からお金を借りる多重債務」によって借金まみれとなっている方は、今の現状をよく考えて、客観的になって今までに行ってきたことを見直して、反省をする必要があります。

借金を減らすための具体的な対策を立てつつ、自分の借金体質も改善するという姿勢を持つことが大切です。

借入を繰り返してしまい、借金まみれとなる人には次の様な傾向があります。

当てはまる項目が多ければ多いほど、それだけ借金体質が強いということになります。

  • 安易に嘘をつく
  • 相談できる人がいない
  • プライドが高い
  • 浪費癖がある
  • だらしない性格
  • ギャンブル好き
  • 優柔不断
  • 依存症となっている
  • 借金癖がある
  • 我慢することができない
  • 流行り物が好き
  • 自信過剰

各項目について、補足として説明をしていきます。

安易に嘘をつく

平気で嘘をつく方は、借金をして贅沢をしているのに、周囲には高収入で羽振りの良いふりをします。

嘘をつくのが日常的で当たり前となっていて、嘘をつくことに全く罪悪感を感じません。

相談できる人がいない

相談できる人がいない状態なので、借金を繰り返しても、誰も忠告をしてくれません。

また、相談できる話し相手がいないので、借金まみれとなっても良い解決策を見つけ出すことができません。

プライドが高い

自尊心が高く、周囲の人より優位な立場に立ちたいがために、身の丈に合わないブランド品や高級品を買ってしまいます。

その結果、借金まみれになります。

浪費癖がある

浪費により、クレジットカードを安易に多用すると、借金まみれになります。

だらしない性格

ルーズな性格だと、部屋の片づけができない、時間を守れない、自分自身の金銭管理ができないなどの不具合が発生します。

金銭管理ができないため、生活費不足を補うために借金をしますが、だらしない性格のために返済計画を立てることなく、繰り返しお金を借りてしまいます。

ギャンブル好き

ギャンブルは趣味と割り切って、お小遣いの範囲で楽しむ分には問題ありません。

ですが、ギャンブルで稼いで生活費の足しにするんだと意気込んでしまうと、ドハマリすることになります。

負けを取り返そうと、借金をしてまでギャンブルを繰り返し行うと、最終的には借金まみれになってしまいます。

優柔不断

性格が優柔不断だと、お金の掛かる遊びやレジャーに誘われても断ることができません。

例えば、「夏季休暇に一緒に海外旅行に行こう」と誘われた場合、金欠の方なら普通は断ります。

ですが、優柔不断の方は「旅行に行けたら楽しいだろうなぁ」と考えてしまい、借金をしてまで誘いに参加をしてしまいます。

借金をしてまで誘いに毎回、参加すると、借金まみれとなってしまいます。

依存症となっている

買い物依存症やギャンブル依存症、アルコール依存症、薬物依存症などの何らかの依存症となっている方は、依存している物に病みつきとなっています。

そのために、依存している対象物を購入するのを繰り返すうちに、借金まみれとなってしまいます。

借金癖がある

銀行カードローンや消費者金融のキャッシングカードを常に携帯していて、財布のお金が少なくなったら近所のコンビニATMなどでお金を借りる。

まるでキャッシュカードを使って銀行預金を引き出す感覚で、気軽にお金を借りてしまう方がいます。

こういった方は、借金が日常生活の一部となっています。

借金をすることが生活の一部なので多重債務に陥り易く、気が付いたら借金まみれで返済が困難な状況になっていることがよくあります。

我慢することができない

我慢することができない性格の人は、借金まみれになり易いです。

普通の人なら欲しい物があってもお金が無いなら、お金を貯めてから買おうと思いますが、我慢できない方は借金をしてまでも欲しい物をすぐに手に入れます。

流行り物が好き

ファッションを含め、とにかく流行り物には手を出さないと気が済まないという方がいます。

こういった方は、流行に乗り遅れまいと、お金が無い場合は借金をしてまで流行り物に手を出してしまいます。

自信過剰

自分に過度の自信を持っている方は、借金まみれになり易いです。

自分の能力を過信しすぎて「自分は他の人とは違う。自分ならこれぐらいの借金なら大丈夫。」と思いつつ、何度も借り入れを繰り返した結果、返済が困難な借金まみれの状況に追い込まれてしまいます。

 

借金をしてしまう理由

 

考える人


同じような家族構成、年齢、環境にあっても、生活にかかるお金が全く違うのは、やはりお金に対する考え方が異なるからです。

同じ給料をもらっているはずの同僚は貯蓄をたくさんしているのに、自分はまったくしていないどころか借金だらけ!そんな場合は生活費にお金をかけすぎているのです。

人というものは、自分の収入に見合った生活をしなくてはいけません。

月20万円の給料の人が100万円稼ぐ人と同じ生活をしようとしたら、当然お金は足りなくなります。

ここでは、借金をしてしまう人がどの様な理由で借金をするのかについて解説をしています。

2018年に金融庁が民間業者に調査を委託した「貸金業利用者に関する調査・研究」の調査結果では、調査から3年以内に借金をした人の借金理由は次の様になっています。

なお、調査対象者は「クレジットカードを使ったキャッシング」、「銀行カードローン」、「消費者金融」の利用者です。

借金をした理由

  1. 生活費の不足分を補うため
  2. 欲しい物があったが、お金が無かったため
  3. クレジットカードの利用代金のお金が不足していたため
  4. 遊興費やレジャーなどの娯楽のためのお金が足りなかったため
  5. 医療費を支払うため
  6. 冠婚葬祭費を用立てするため
  7. ギャンブルの軍資金が足りなかったため
  8. 貸金業者への返済資金を調達するため
  9. 住宅ローンの返済資金の不足を補うため

借金をした理由の上位3位は、第1位が「生活費の不足分を補うため」で約40%、第2位が「欲しい物があったが、お金が無かったため」で約25%、第3位が「クレジットカードの利用代金のお金が不足していたため」で約20%となっています。

借金をした理由の上位3位について、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

第1位「生活費の不足分を補うため」
調査結果を見ると、借金理由が「生活費の不足分を補うため」の人は、「年収が低い人」また「職業では契約社員・派遣社員・個人事業主・パート・アルバイト・フリーターの人」の割合が多いという事が分かっています。

低収入のために支出の方が多くなってしまい、借金をしていることが分かります。

生活費不足の方は、家計の収支の見直しをして家計の改善をしないと、当たり前ですが借金まみれになってしまいます。

第2位「欲しい物があったが、お金が無かったため」
我慢するという事ができないために、借金をしてまで衝動買いをしてしまう人が多いという事が分かります。

プレミア品や限定品だと、すぐに買わないと無くなってしまうので、衝動買いをする気持ちもわからなくもないです。

ですが、お金を貯めればいつでも買うことができる様なものは、借金をしてまで衝動買いをすべきではありません。

第3位「クレジットカードの利用代金のお金が不足していたため」
クレジットカードを使って浪費をしている方が多いという事が分かります。

クレジットカードの利用は、自覚のない方が多いと思いますが、まぎれもなく借金です。

クレジットカード利用分の支払いをするためのお金が足りなくて、他の金融機関から借金をする状況は、すでに借金まみれになっていると言えます。

借金まみれとなる代表例

借金をしてしまう理由は、上述しましたが、ここでは多額の借金を抱えて借金まみれとなってしまう代表的な例を挙げます。

自分の場合に照らし合わせてみて、もし該当するようなら、借金まみれの状態がさらに加速する可能性が高いです。

親友に浪費癖のある
仕事以外の余暇の時に良く付き合う親友に浪費癖があると、その親友に引きずられて、あなたも浪費をしてしまうことになります。

お金が無いのに旅行に誘われたり、飲みに誘われたり、それを繰り返すと親友だけでなくあなたも借金まみれとなります。

クレジットカードの支払いがリボ払い
クレジットカードの支払いをリボ払いにすると、設定されている毎月の返済額は少額なので、利息分の支払いしかできず、カードで買い物を繰り返すと借入元本は減るどころが増えてしまいます。

クレジットカードが原因で借金まみれとなってしまう人のほとんどは、支払方法がリボ払いなので、現在リボ払いで支払いをしている人は借金まみれ予備軍だと考えてよいです。

借金返済を諦めて放置
多額の借金を抱えてしまい、その返済を諦めて、そのまま放置をしてしまうと、返済を延滞した後は貸付金利が遅延損害金に切り替わり、より多くの利息が借金に加算されます。

その結果、借金が膨らんでしまい借金まみれとなって、自分だけでは解決できない手の付けられない状態になってしまいます。

 

借金まみれの状態をそのままにすると

 

借金に押しつぶされる人


例えば、あなたが借金まみれとなり、貸付金利12%で700万円の借金を抱え込んでいたとします。

毎月10万円づつ返済をしたとしても、完済までに121回(10年1カ月)、利息の支払額は5,099,711円にもなります。

つまり、毎月10万円支払っていても4万円分は利息の返済で消えてしまい、借入元本の返済は6万円しかできていないという事です。

借金まみれになることが、如何に怖いことなのか、この例を見ればよく分かると思います。

ここでは、借金まみれの状態にも関わらず、借金整理のために何らかの対策を採らないとどの様なことが起こるかについて考えてみました。

借金まみれのまま放置した場合に起こること

  • 結婚ができない。
  • 結婚ができたとしても、幸せになれない。
  • 家を買えない。
  • 住宅ローンを払えない。
  • 子供に十分な教育を受けさせられない。
  • 離婚や別居になる。
  • 周囲から孤立する。
  • 老後資金を蓄えることができない。
  • 定年後も働かなければならない。
  • 返済ができないと、財産を差押えされる。

各項目について、補足説明をします。

結婚ができない
借金まみれの状態だと、結婚して家庭を持つことはまず無理です。

そのため、婚期を逃してしまい、結婚願望があっても一生独身という事になります。

結婚ができたとしても、幸せになれない
万一、幸運が舞い込んで結婚が出来たとしても、毎月、多額の借金返済の為に生活苦となります。

結婚した場合、配偶者にも貧乏生活を強いることになり、結婚相手を不幸にしてしまいます。

家を買えない
借金まみれの状態だと、どこの銀行も住宅ローンを貸してくれません。

家の購入は、諦めるしかないです。

住宅ローンを払えない
住宅ローンを借りた後に、借金まみれとなってしまった場合には、住宅ローンの返済は困難となります。

せっかく購入した家は売却して、借金返済に充てるしかありません。

子供に十分な教育を受けさせられない
借金まみれで借金返済に苦労している様だと、子供にお稽古事を習わせたり、塾に通わせることができません。

子供に良い教育を受けさせることができない結果、子供の将来の選択肢が狭まってしまいます。

離婚や別居になる
結婚後に借金まみれとなって生活苦になると、お金のことで夫婦喧嘩が絶えなくなります。

その結果、離婚や別居生活を招いてしまいます。

周囲から孤立する
借金まみれで、どこの金融機関からも借り入れができなくなると、借金返済のお金を調達する為に周囲の人からお金を借りてしまう方がいます。

すると悪い噂が立ってしまい、親しくしていた人もあなたのそばに寄り付かなくなり、あなたは孤立することになります。

老後資金を蓄えることができない
本来なら50歳ぐらいから、将来のことを考えて老後資金の貯えを始めなければなりませんが、借金まみれだと返済で手が一杯で、貯金をするどころではない状況となります。

定年後も働かなければならない
会社勤めをしているのであれば退職金が出るので、そのお金で借金を完済できればよいです。

ですが、退職金が無かったり、借金の額が多額で退職金を返済に充ててもまだ借金が残るようだと、年金だけでは生活費と借金返済のお金を賄えないので、定年後も仕事を探して働かなければなりません。

返済ができないと、財産を差押えされる
借金まみれで返済ができなくなり、返済を遅滞し続けると、最後は裁判所命令で強制執行による財産の差押えが行われます。

家や土地、自動車などの高額財産があった場合には、失います。

また、銀行預金口座や給料も差し押さえが行われます。

給料は、原則手取りの1/4を毎月差押えされるので、残りの3/4で生活は維持できます。

ですが、給料の差押えが行われた時には、勤務先に差押えされたことが知られてしまうので、会社に居づらくなる可能性があります。


この様に、借金まみれになった場合、その状況を放置してしまうと、人生を狂わすことになってしまうので、借金まみれになったなら早期に何らかの対応策を実施しなければなりません。

 

友人が借金まみれの場合、どうすればよいか?

 

困っている人


ここでは、あなたではなく、あなたの友人・知人が借金まみれだった場合に、あなたはどうすべきかについて解説をしています。

友人・知人が借金まみれの場合のあなたの対応方法

  • 一緒に遊ぶのは問題なし。
  • お金は貸さない。
  • 借金相談にのる。

一緒に遊ぶのは問題なし
借金まみれとなっている人と、お付き合いとして一緒に遊ぶのは問題ないです。

ですが、あなたから遊びに誘う場合は、お金の掛からない遊びに誘うべきです。

例えば、市営のテニスコートを借りるとか、市営のプールに誘う、ハイキングに誘う、花火大会を見に行くなどです。

お金は貸さない
借金まみれの友人から「お金を貸して欲しい」と言われた場合は、「人間関係を壊したくないので金銭の貸し借りは友達とはしないことにしているんだ」といって断るようにしましょう。

借金まみれの人にお金を貸しても、ほぼ間違いなく貸したお金は返ってきません。

もし、お金を貸してあげる場合は、返ってこないことを前提にお金をあげるつもりでお金を渡した方が良いです。

借金相談にのる
借金まみれとなっている人が親友だったら、借金の状況を聞いてあげる様にしましょう。

もし、返済が困難な状況なら、借金問題を解決する為に「家計の収支の見直し」や「法律の専門家に借金相談をして債務整理をする」ことを勧めてください。

親友でなくただの友達の場合は、あなたが友達の財布事情を聞くのは変なので、相手が借金相談を持ち掛けてこなければ、あなたから借金相談を持ち掛ける必要はないです。

 

借金まみれの状況を悪化させないためにすべき事

 

計算機


現在、借金まみれとなり苦悩をしているのなら、その状況を打開する為に何らかの対応策を打つ必要があります。

借金の減額や免除を受けるために弁護士などの専門家に相談をして、債務整理を行うのが最も手っ取り早い方法です。

ですが、専門家に相談をする前に、まずは自分だけで出来る借金問題の解決策は全てやりましょう。

「絶対に借金まみれから脱出する」という強い意識を持って、ひとつずつ対策を実践していきましょう。

自分だけで出来る借金まみれからの脱出方法

  • 我慢する癖をつける。
  • 家計を見直す。
  • 返済計画を立てる。
  • 身内に借金を立て替えて貰う。
  • 借金の一本化を行う。
  • 依存症の場合は、治療を受ける。

それぞれの項目について、詳しく説明をしていきます。

我慢する癖をつける

借入を繰り返して借金まみれとなる人は、我慢が苦手な人が多いです。

例えば欲しいものがあると何が何でもすぐに買いたくなり、借金をしてでも入手しようと考えます。

しかし、借金をしない人はお金が無いなら欲しいものでも買いません。

お金が貯まるまで我慢ができるのです。

買い物をするときには必ず買い物リストを作り、リスト外の物は買わないようにする癖を付けましょう。

万が一、リスト外の物で欲しいものが目に入っても、その場では絶対に買わないようにします。

一旦家に帰って、本当に今すぐ買わなくてはいけないものなのかを、冷静な気持ちでじっくりと判断する様にします。

家計を見直す

借金まみれとなっているのなら、生活費の浪費をしないことが重要となり、借金返済に注力しなければなりません。

自分の収入よりも低めの生活水準を維持して返済資金を捻出しなければ、借金まみれの状況から抜け出すことはできません。

まずは自分の生活費はどれぐらいかかっているのかを家計簿でチェックして、どこを絞るべきなのか考えてみましょう。

もし、借金まみれとなっているのに家計簿をつけていない方は、今日からでも家計簿づけをする様にしてください。

食費なら外食を無くし自炊中心に、交通費はタクシーを使わずバス、電車、徒歩移動を増やすといった対策が立てられます。

環境によっては車が必須な場合もありますが、年間通して公共の交通機関を利用する場合と車の維持費総額ではどちらがお得になるのかを十分に比較することが大事です。

毎日、公共の交通機関を使った方が大幅に節約できるというなら、車を手放すことも考えてみるとよいでしょう。

家計の節約項目を次に挙げるので、各項目について節約ができないかを検討してみましょう。

  • 食費
  • 住居費(賃貸家賃/住宅ローン)
  • 水道光熱費
  • 日用品費
  • 通信費
  • 被服費
  • 交通費
  • 教育費
  • 医療費
  • 保険料
  • 趣味・娯楽費
  • 小遣い
  • その他の支出

また、家計の支出の削減だけでなく、家計の収入アップを行えないかも考えてみましょう。

自営業者であれば本業を頑張れば稼ぎを増やすことができますし、会社員であればバイトや副業をするという方法があります。

今は、ネット接続されたパソコンが1台あれば、クラウドソーシングを利用することで簡単に副業ができます。

クラウドソーシングとは、仕事の依頼主と仕事を受けたい人とのマッチングサイトのことで、仕事の依頼主が仕事内容と報酬額を提示しています。

クラウドソーシングで、自分にあった仕事を探して、仕事を受注することで、副収入を得ることができます。

返済計画を立てる

上述した「家計を見直す」を行った後は、家計の収入と支出が変化しているので返済計画の立て直しを行いましょう。

返済計画を練る際には、借入額、貸付金利、毎月の返済額などを入力すれば自動で結果を算出してくれる「返済シミュレーション」を利用すると良いです。

返済シミュレーションは、借入先の金融機関の公式サイト内で無料で提供されていることが多いです。

また、金融機関の公式サイトで提供されていない場合でも、インターネット検索で「返済シミュレーション」を検索キーワードとして検索を行えば、無料で利用できる「返済シミュレーション」が見つかります。

実施可能な返済計画を立てることができればOKですが、家計の見直しをした後でも返済が厳しくて返済計画を立てるのが困難な場合は、債務整理を含めた他の借金問題解決策を考える必要があります。

身内に借金を立て替えて貰う

親あるいは親戚が経済的に裕福な場合は、恥を忍んで借金の立て替え資金を提供してもらえないかを訊いてみましょう。

身内からお金を借りて、それを金融機関からの借入の返済に充てて、金融機関からの借金は完済します。

身内からお金を借りた場合、無利息でお金を貸して貰えると思います。

毎月の利息支払いがなくなれば返済にかなり余裕ができるので、借金まみれの状況から抜け出すことができます。

借金の一本化を行う

「借金の一本化」とは、現在、複数の貸金業者から借りているお金を1社だけにまとめることを言います。

複数の借金をまとめる借金の一本化のための融資商品には「おまとめローン」があり、銀行や消費者金融会社から提供されています。

おまとめローンは複数の借金を1つにするので、借入額が多額になります。

大口融資となるので、貸付金利は一般的に低金利となります。

低金利のおまとめローンで借金をまとめることができれば、月々の利息分の支払いを減らすことができます。

毎月の返済に苦労していた方は、毎月の返済にゆとりを持つことができます。

また、月々の利息の減額分を借入元本の返済に充当して、月々の借入元本の返済額を増やせば、早期に借金を完済することができます。

なお、おまとめローンは大口融資なので、一般的に融資審査は厳しいです。

おまとめローンに申し込みをして審査落ちしても、がっかりしないで他の金融機関のおまとめローンに申し込みをしましょう。

ここで注意すべき点は「申込ブラック」にならない様にするという事です。

おまとめローンの申し込みは、1カ月内に2社程度にまでとどめておきましょう。

金融機関に融資の申し込みをした場合、その申込み情報は信用情報機関に記録されていて、短期間に立て続けに申し込みをした場合には「申込ブラック」になります。

「申込ブラック」になってしまうと、金融機関におまとめローンの申し込みをしても、有無を言わさず融資審査で落とされてしまいます。

依存症の場合は、治療を受ける

借金まみれとなった原因が、買い物依存症やギャンブル依存症などの何らかの依存症の場合は、心療内科または精神科の専門医の診断を受けて、治療を受ける必要があります。

依存症は脳の機能異常で、れっきとした病気なので、例え借金まみれの状況から脱出できて借金問題を解決できたとしても、依存症を直さない限り、また借金を繰り返してしまいます。

依存症となっている方は、一人で病院に行くことに抵抗を感じるかもしれません。

ですから、できれば家族や友人が付き添ってあげて、病院に行くと良いです。

 

借金まみれから脱出できる人とは

 

脱出する人


借金まみれとなっている人でも、その状況を打開して借金問題を解決できる人と、そうでない人がいます。

その違いはいったい何なのでしょうか?

ここでは、借金まみれから脱出できる人とはどの様な行動をとる人なのかについて解説をしています。

ご自身と比較してみて、自分がきちんと借金まみれを解決するための行動ができているかを確認してみましょう。

借金まみれから脱出できる人の行動

  • 将来に希望や目標がある。
  • 周囲の協力を得られる。
  • 覚悟を決めることができる。
  • 迅速に行動できる。
  • 返済計画をしっかりと立てれる。
  • 時間を浪費せず、迅速に行動できる。
  • 浪費の原因となる友達とは付き合わない。

各行動の詳細について解説をしていきます。

将来に希望や目標がある
現在、借金まみれという障害があっても、自分の将来に希望や夢、目標がある人は、それを実現する為に現在の借金問題に対して真剣に向き合って解決の努力をします。

こういった方は苦難を乗り越えた場合、その苦難を糧として、自分の夢や希望を成就させることができます。

周囲の協力を得られる
親や配偶者などの家族や親戚などの身内、そして友人・知人の協力を得られる方は、借金まみれの状況から脱出しやすくなります。

直接の金銭援助を受けることは難しいかもしれませんが、家族なら家計の節約などで協力してもらえるし、友人・知人の場合は借金相談にのってもらうことができます。

励ましてくれる人がいるだけで、借金問題と立ち向かう勇気が湧いてきます。

覚悟を決めることができる
借金まみれから抜け出すためには、贅沢は一切せずに節約に努め、借金返済に全力を注ぐ必要があります。

また、借入用のカードは廃棄をして、これ以上、借金を増やさない様にすることも重要です。

借金まみれから抜け出すことを最重要事項として、腹をくくって覚悟を決めて借金問題に取り組む必要があります。

時間を浪費せず、迅速に行動できる
借金をすると貸付料として利息が付きます。

また、返済を遅滞した場合には利息に代わり、より高金利の遅延損害金が加算されます。

つまり、借金まみれとなっているのなら早急に対応策を打って、問題解決に取り組まないと状況は悪化してしまうという事です。

ですから、借金問題の解決には迅速に行動を取ることが重要となります。

返済計画をしっかりと立てれる
例え、現時点では借金まみれとなっていても、実行することが可能な返済計画を立てることができ、完済の目途がつけば将来の展望が開けます。

継続的な返済が厳しいような余裕のない返済計画を立ててしまうと、返済途中で挫折してしまい、返済計画を練り直さなければならなくなります。

具体的かつ実現可能な返済計画を立てることができれば、借金問題は解決できたといえます。

浪費の原因となる友達とは付き合わない
浪費癖のある友達と付き合うと、あなたも浪費をすることになります。

たとえば、友達が連休があるごとに旅行に誘ったり、パチンコや競馬に誘ったり、高級レストランでの食事に誘うような場合です。

この様な浪費癖のある友達とは、角が立たないように気を付けつつ、距離を置く必要があります。

 

借金まみれからの脱出方法

 

出口


専門家に借金相談

自分で家計の改善などにより借金まみれからの脱出を試みたが、上手く行かなかった方は、最後の手段として債務整理の専門家に借金相談をしましょう。

債務整理の専門家とは、借金問題に関する法的知見を持ち合わせている弁護士・司法書士の事です。

弁護士と相談をする場合は法律事務所、そして司法書士と相談をする場合は司法書士事務所に出向きます。

専門家と相談というと、相談料が高いのではと危惧する方もいると思いますが、借金問題の相談は初回30分は無料としている事務所が多いです。

借金相談の時に借金や収入に関する資料をあらかじめ整理して持参することで、30分もあれば十分にあなたが抱えている借金問題を解決するためのアドバイスをもらうことができます。

専門家との借金相談は、できれば1か所だけでなく複数個所で受ける様にした方が良いです。

借金相談をした結果、借金まみれの現状を打開するには「借金の減額または免除を実現できる債務整理」をするしかないという話になることがあります。

債務整理手続きは、弁護士または司法書士に依頼することになります。

債務整理手続きを依頼した場合には、半年から1年ほどの長いお付き合いになります。

ですから、信頼でき、かつ相性のよい話をしやすい弁護士または司法書士を探して、その人に債務整理を依頼する必要があります。

そのためには、複数名の弁護士または司法書士と借金相談をした方が良いのです。

なお、借金相談は無料の場合が多いですが、債務整理手続きは有料となります。

借金相談の際に債務整理をするという話になった場合は、しっかりと掛かる料金について確認をする必要があります。

ちなみに、債務整理手続きを開始すると、お金の貸主である債権者に支払っていた借金返済を、債務整理手続きが完了するまで一時停止できます。

このため、借金返済に支払っていたお金を債務整理費用に充てることができます。

弁護士・司法書士を探す方法

借金相談できる弁護士または司法書士を探す方法は、インターネット検索を使うのが最も効率的です。

例えば、町田市に住んでいるのであれば「町田市 弁護士 無料相談 借金」などのキーワードで検索をしてみましょう。

そうすれば、希望に沿った法律事務所のホームページの一覧が表示されます。

実際に法律事務所のホームページに訪問してみて、相談方法などを閲覧すると良いです。

債務整理の種類

ここまで、ひとくくりに債務整理と言ってきましたが、実は債務整理の方法には、「過払い金請求」と「自己破産」、「個人民事再生」、「任意整理」、「特定調停」があります。

それぞれの債務整理方法について、順を追って説明をしていきます。

過払い金請求
2010年以前までは、一般的に借金の貸付金利はグレーゾーン金利(利息制限法の上限金利20%と出資法の上限金利29.2%の間の金利)で行われていました。

このグレーゾーン金利は、違法との判断が裁判所で下されたため、グレーゾーン金利で返済していた場合には、その返済をしていた債権者に対して、払い過ぎた利息金である「過払い金」が発生しています。

この過払い金を、債権者から取り戻すための手続きが過払い金請求です。

なお、過払い金請求には請求できる期間に時効があります。

最終取引日から10年で時効となるので、過払い金がある場合は時効になる前に急いで手続きをする必要があります。

自己破産
裁判所に破産申立てをすることで、未納の税金や社会保険料などの非免責債権を除いた全ての借金の返済免除を受けることができます。

財産ほとんどがない場合には「同時廃止」、そして高額財産がある場合には財産を管理する破産管財人が選ばれて「管財事件」として処理が行われます。

財産はほぼ全て失うのですが、借金もゼロにできるので、多額の借金を抱えて返済不能に陥った場合の最後の救済手段と言える方法です。

個人民事再生
個人民事再生の手続きをするには条件があり、「安定した収入があること」、そして「マイホームローンを除外した借金総額が5,000万円以下であること」が必要です。

住宅資金特別条項を利用することで、家や土地などの不動産を残すことができます。

マイホームローンを除く借金を2割にまで大幅に圧縮して、原則3年で完済をする再生計画案を作成します。

そして、作成した再生計画案を裁判所に提出して、実施の認可を得ます。

任意整理
裁判外で金銭の貸主である債権者と直接交渉をするため、早期解決を実現することができます。

利息や遅延損害金のカット、借入元本の長期分割払いなどにより、返済負担の軽減を実現します。

複数の借入先がある場合は、選んだ一部の債権者とだけ交渉をすることができます。

ただし、任意交渉なので、債権者が交渉を拒否した場合には、交渉が難航することもあります。

特定調停
裁判所の調停委員が、債権者と債務者の和解成立をサポートします。

話し合いがまとまって和解に至った場合には、裁判の確定判決と同等の法的強制力を持つ調書が作成されます。

特定調停も任意整理と同様に債権者・債務者の当事者間の和解が成立せず、話し合いが物別れになることがあります。

債務整理のメリット
弁護士あるいは司法書士に債務整理を依頼すると、次のような非常の多くの利点があります。

  • 解決のアドバイスをもらえる。
  • 債務整理手続きを代行(※1)してもらえる。
  • 借金返済の負担が軽減して、借金問題を解決できる。
  • どの様な借金問題でも必ず解決できる。
  • 取り立てや督促がストップする。
  • 債務整理手続き完了まで借金返済をストップできる。
  • 債務整理費用の後払い、分割払いに応じて貰えることが多い。
  • 債務整理後の返済計画を立てるのをサポートして貰える。
※1:司法書士が裁判の代理人になれるのは、簡易裁判所で訴額140万円以下の事案のみです。

債務整理のデメリット
実は、債務整理はメリットだけでなく、デメリットも存在をします。

そのデメリットとは、次の内容です。

  • 債務整理後、金融機関で5年~10年間は借金ができない。
  • 官報に債務整理をした事実が掲載される。
  • 職業制限・民法上の制限がある。

分かりづらい内容なので、補足説明をします。

債務整理後、金融機関で5年~10年間は借金ができない
債務整理を行うと、金融機関が共通で利用している信用情報機関に金融事故の情報が記録されます。

金融事故の情報が記録されていると、金融機関に借入の申込みをしても審査で落とされます。

信用情報機関の金融事故に関する情報は、債務整理を行ってから5年から10年経てば、自動的に消去されます。

ですが、信用情報機関の金融事故情報が消去されるまでの5年から10年間は、金融機関からお金を借りることは一切できなくなります。

借金ができない期間は債務整理をした反省期間だと考えて、現金で暮らすことになれる様にしましょう。

なお、債務整理でも唯一、借金を完済した後に過払い金請求をした場合は、信用情報機関に金融事故の情報が記録されません。

ですから、借金を完済した後の過払い金請求は手続きを行った後でも、金融機関から問題なくお金を借りることができます。

官報に債務整理をした事実が掲載される
個人民事再生、あるいは自己破産を行った場合は、その事実が官報に掲載されます。

官報とは国が発行している新聞の様な物で、発行物はインターネット検索で閲覧が可能です。

官報は、「国立印刷局のインターネット官報」のWEBサイトで、直近30日分を無料で閲覧することができます。

個人民事再生、あるいは自己破産を行うと、官報で申請をした人の氏名と住所が公告されます。

ですが、官報は一般の人が毎日欠かさずに見る様なものではないので、個人民事再生、あるいは自己破産をしたからといって周囲の人にバレることはまずありません。

官報に氏名と住所が公告されたとしても実害はないと言えます。

職業制限・民法上の制限がある
自己破産をした場合は、裁判所で「破産手続き開始の決定」があってから「免責許可が確定」するまでの間は、一部の職業に付けなかったり、民法上の権利に制限が生じます。

自己破産手続き中に就けない主な職業は次の通りです。

  • 弁護士・司法書士・公認会計士・税理士などの士業
  • 公証人・教育委員会委員・預金保険機構運営委員会委員などの公務員の委員長や委員
  • 商工会議所会員・信用金庫等の会員・日本銀行の役員などの団体企業の役員・委員
  • 生命保険募集人・警備員・質屋などの一定の職種

また、民法上の権利の制限により、自己破産手続き中になることができないのは次の通りです。

  • 代理人
  • 後見人
  • 後見監督人
  • 保佐人
  • 補助人
  • 遺言執行者

後見人や保佐人などの馴染みのない言葉が出てきましたが、基本的に第三者の代理となって法的手続き行うことができないという事です。

自己破産をすると「職業制限」や「民法上の制限」がありますが、自己破産手続きが完了した時点で、「復権」といって制限は解除されるので実害はあまりありません。

借金まみれの再発防止策

自助努力や専門家による債務整理によって、借金まみれの状況から脱することができた方は、再び借金まみれにならない様に再発防止に努める必要があります。

上述しましたが、債務整理をすれば所定期間、金融機関から借入ができません。

ですが、個人や違法な闇金業者からはお金を借りることができてしまいます。

ここでは、多額の借金を再び負って借金まみれになるのを防止するための方策について解説をしています。

家計簿を付ける
家計簿を付けることで、家計の収支を正確に把握することができます。

無駄な浪費などで生活費不足に陥り、再び借金をすることが無い様に、しっかりと月々の家計内訳をチェックする必要があります。

依存症の場合は治療
依存症になっている場合は、心の病(脳の機能障害)なので、病院で専門の医師の診断を受けて治療をする必要があります。

依存症が完治するまでの間は、通帳やキャッシュカードなどは家族に預けて金銭管理は家族に任せた方が良いでしょう。

闇金からお金を借りない
行政に未登録の違法な闇金業者からお金を借りないことが大切です。

闇金は法外な高金利で融資を行っているので、闇金でお金を借りるとまたすぐに借金まみれになってしまいます。

元々違法業者なので、取り立ても強引に行われる可能性が高く、心身ともに疲弊することにもなりかねません。

個人からお金を借りない
友人や知人などの身の回りの人からは借金をしない様にしましょう。

周囲の人からお金を借りると、変な噂が立つ可能性があります。

どうしてもお金を借りたい場合は、親などの家族に頼むようにしましょう。

家族からお金を借りる際は、お金を工面したい理由を家族が十分に納得するまで、しっかりと説明をする様にしましょう。

 
 

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